税務調査が行われる時期とは
税務調査が行われやすい時期は、夏から秋にかけてと言われています。この時期は税務署の人事異動後、新しい体制での立ち上がりの時期で、一斉に税務調査が開始する時期、税務調査の予告が行われる時期でもあります。この時期は所得税の確定申告期間とも重ならないため税務調査を行うマンパワーもありますので、新規の税務調査の着手が行われやすい傾向にあります。また、法人の決算は3月に行われるケースが多く、法人税の申告納税は5月に集中します。その後、税務調査の書類の審査が行われるため、総合的に7月から12月に税務調査が集中します。しかし、税務調査が行われやすい傾向があるからと言って、税務調査が確実に行われるという訳ではありません。
税務調査は時期によって調査の内容が大きく変わるわけではありません。そのため、税務調査の事前の対策が必要になってきます。税務調査は頻繁に来る企業は毎年必ず税務調査がありますが、税務調査がないところは10年というスパンでも一度もないこともあります。決算の時にまとめて記帳から申告まで行うようなやり方では、どうしても決算も申告も粗っぽいものにならざるを得ませんので、会社の場合には月次の記帳代行を税理士事務所に依頼して、毎月毎月の記帳経理を整えていくことが税務調査への対策の基本であります。常日頃の月次の記帳経理・監査を尽くしていくことが、急な税務調査にも安心な対応が可能になります。
久川秀則税理士事務所では、五反田をはじめ、品川区、港区、目黒区、世田谷区を中心に東京都、神奈川県域の記帳代行や相続や国際税務に関するご相談を承っています。
元東京国税局出身の税理士がその経験を生かして培った確かな知識によって、丁寧にご相談に対応させていただきます。